サービス
フロント
時間と共に
変わってきた仕事と視点
メカニックからのキャリアステップ
私はメカニックとして10数年勤務した後、フロントへ職種異動となりました。「クルマを触る仕事」から、パソコンを触って、「お客様と対話する仕事」へ内容が大きく変わるので、異動当初は正直不安な気持ちもありました。ただ体力的な面を考えると、僕はいいタイミングだったなと思います。
クルマが答えてくれないとき、
教えてくれる人
仕事との向き合い方を振り返ると、「クルマをどう直す・維持するか」という視点から、「お客様が納得できる結果は何か」を考えるようになっていきました。安全に乗っていただくという大前提はありつつ、極端な話でいうと、何十年も乗られていて不具合も出てしまうお車でも、お客様が納得して満足されていたら、それもひとつの“答え”だな、と。クルマが教えてくれないときも、お客様が答えを持っていることがあるんです。
輪をつなぐ
ディーラーの仕事は、ひとつのクルマに対して色々な人が関わって成り立っています。色々なスタッフがそれぞれの視点・専門性をもって仕事をしている中で、セールスは“担当のお客様”、メカニックは“目の前のクルマ”を優先して、時には思いがぶつかることもあります。そんなとき、フロントは両方の視点を持っているので、お互いの情報・知識・状況を補って、結果的に店舗全体が円滑に回るような調整役も担っています。
”次の世代”を一緒につくる
今の若手世代を見てうらやましいなと思うのは、情報量の多さですね。近畿地区スバグループとして、4社分の整備事例の情報が蓄積されるようになったし、わからないことを相談できる技術担当者も本社に在籍しています。環境は整ってきているので、色々な情報をどれだけ活かしてお客様・スタッフ・会社へ還元していくのかを考えるのが、今の自分の役割だと思っています。
メカニックとしてスバルに入社したのは「家のクルマがSUBARUだったから」という結構気楽な理由です(笑) それでもこれまでに6店舗を経験し、色々な上司・先輩たちに支えられながらここまでやってきました。今年サービスマネージャー※になりましたが、推薦してもらった上司たちに「マネージャーにしてよかったな」と思ってもらえるよう、僕のキャリアもまだまだこれから進んでいきます!
(取材時:2024年)
※サービス部門(メカニック・サービスフロント)の店舗責任者